カモミールティーの効能
ハーブの歴史
ハーブは、古代ギリシア・ローマ医学から、うがい薬や湿布などに使われ、中世から近世に精油(蒸留方法)を確立しました。
15世紀から植物療法の展開が広がり、その後植物成分を使い、薬の世界に大きな変化をもたらしました。
ハーブと日常生活
現代ではハーブは日常生活に広く活用されています。
料理、ハーブティー、ハーバルバス、蒸気吸入、フェイシャルスチーム、芳香浴、湿布、チンキ、浸出油、軟膏、パウダー(パック)と肌につけたり使われています。
今は、伝統的な自然療法がまた注目されています。
その中の一つで、ハーブティーがあります。
カモミールの効能
大変ポピュラーなカモミールティーですが、さまざまな効能があります。
高いリラックス効果があり、高ぶった気分を鎮静化してくれる効果があるので、就寝前に飲むことで、安眠につながります。そのリラックス効果から、ストレスからくる消化器系の不調にもよいといわれています。また、粘膜を保護したり皮膚を健康的に保つ効果が確認されており、胃腸の粘膜保護に効果があるとされます。
カモミールには免疫力を高めてくれる働きがあるので、風邪予防や風邪のひき始めに効果的です。
花粉症や気管支が不調なとき、カモミールティーの蒸気を吸入することで、症状が楽になることも。これは、カモミールのもつアレルギー症状を緩和させる効果があるためです。
そして、女性の悩みでもある生理痛・腹痛も筋肉組織を緩和する作用があることから、痛みを和らげてくれる効果があります。お肌のトラブルも、消炎作用や抗酸化作用によって美肌へと導き、これほどにさまざまな効能を持つカモミールはまさに「マザーハーブ」です。
忙しい日常生活に、自然の力を取り入れてみませんか。